「何者」 新潮文庫 浅井リョウ

 

たまには娯楽小説も紹介していきたいと思います笑

 

今回は朝井リョウさんの「何者」

映画化されたのでご存知の方も多いのではないのでしょうか。

 

本作では主人公の拓人とその同居人の光太郎、光太郎の元カノの瑞月、さらには理香とその彼氏で同居人の隆良の5人の就職活動が中心に描かれるのだが、大学生ならではの恋愛、そして、就職活動という一大転機に揺さぶれる若者のプライド、さらには就活を通して荒れる友情関係などが巧みに描かれており非常に心に染みる作品です。就職活動を通して自分が何者でもないことを直面せざるをえない若者の苦悩に非常に感情移入してしまいます。

この作品の恐ろしいところはこれらが本当に怒りそうなこと笑

 

映画で見た方も個人的には本のほうがおすすめなので是非手にとってみてください!!